パールトーン加工が支持されてきた理由!
1929年に誕生し、90年以上の歴史を持つ弊社主力のパールトーン加工は、撥水加工のまさにパイオニアです。
独自の技術力と開発力により、長い年月を超えて数多くの実績を獲得してきました。
効果、品質、信頼、あらゆる点で「パールトーンならでは」といえるアドバンテージがあること。
それが、選ばれ続けてきた理由です。
理由① 雨の日でも安心してお召しいただける高い撥水力が特長です。
パールトーンの強いこだわりの一つは、加工後に行われる効力評価です。撥水性能が社内基準値に達しているか、1点1点の商品の検査を行い、撥水効果が基準値に満たない場合は、パールトーン加工を再加工いたします。それでも基準値以下の場合は、お客様にご連絡し、パールトーン加工料金はいただかずにご返却させていただいております。
動画でチェック「撥水性能」
動画でチェック「効力評価」
理由② 生地を汚れから守り、シミになりにくくします。
動画でチェック「防汚効果」
理由③ 縮みからちりめんを、伸びから絞りを守る効果に優れています。
動画でチェック「防縮効果」
理由④ 保管中、カビ発生の防止にも高い効果を発揮します。
京都市染織試験場の試験の結果、パールトーン加工のカビ抵抗性は最高レベルの0であることが証明されています。
注 カビの等級
2=試料のカビの発生が1/3を超えるもの
1=試料のカビの発生が1/3を超えないもの
0=試料のカビの発生が見られないもの
(試験方法は、JIS-Z-2911のカビ抵抗性試験、湿式法に準じておこなったもの)
ただし、ご注意点として、保管状況により、パールトーン加工済みのきものでもカビが発生する可能性もございますので、定期的な虫干しを推奨いたします。
理由⑤ 素材の風合いを損なうことはほとんどありません。
パールトーン加工をするうえで、撥水性能以外にも風合いの変化を起こさないように常に心掛けております。
撥水加工にとって「主作用」は撥水性能・防汚性能となります。そして「副作用」は風合いの変化(硬化)となります。
弊社はこれまで数多くの文化遺産にパールトーン加工させていただいた実績がございますが、当然ながら文化遺産に「副作用」を起こすことは許されません。このようなデリケートな仕事をしてきたからこそ、様々な素材に「副作用」を起こさせないように加工させていただいております。
理由⑥ 高い通気性で、着心地は変わりません。
風合い同様に大切にしてきたことはパールトーン加工をしても、加工前のきものと通気性を変えないことです。そうすることで、パールトーン加工しても蒸れたり、暑苦しくならず、そのままの着心地を維持することができます。通気性を変えないことは、きものを着る人にとって大切な要素となります。
動画でチェック「通気性」
理由⑦ 天然素材すべてに加工が可能です。
理由⑧ 白生地、金銀糸、箔などの変色防止に高い効果を発揮します。
理由⑨ 染め替えも自在にできます。
染め替え等のため、ご依頼がございましたらパールトーン加工抜きという作業もさせていただいております。
理由⑩ 虫干しにかける時間も短縮できます。
夏(7月~8月) 土用干し
秋(10月~11月) 虫干し
冬(1月~2月) 寒干し
晴天が2日以上続いた時の10時~15時がお勧めです。
理由⑪ お手持ちの仕立上りのきものにも加工できます。
パールトーン加工はお仕立て上がりのおきものにも加工可能ですので、例えばお母さんから譲られたお着物等にもお勧めです!