きもの初心者のきものを知る①
パールトーンで勤めていてお恥ずかしい限りですが・・・・
男性用きものと女性用きものに違いがある事すら知りませんでした。
男の人っぽい色で大きければ男性用、それ以外が女性用だろう・・・くらいの感じです。
お花とか鶴とかの模様が入っていれば、それはもう女性用!!と思っています。
ところが、男性用きものと女性用きものにははっきりと違いがあるのです。
今日はその違いについて教わりました。
まず、男性用きものには人形が付いていて、女性用きものには付いていない。
男性用きものには身八ツ口がないけれども、女性用きものには身八ツ口があるのです。
男性用きものは棒衿が一般的で、女性用きものはバチ衿、広衿が一般的なのです。
・・・・・??
きものの各部の名前を知らないという事に気が付きました。
イラストでみてみましょう。
思い出してみれば、女性用のきものには脇の部分に穴があいていますよね。これが身八ツ口です。身八ツ口は通気性を良くしたり、着崩れした際にここから手を入れて直したり、何といっても、赤ちゃんに授乳するために身八ツ口があるのだそうです。
なるほど!!です。女性用ならではですね。
←お花模様もありますし。
写真でみてみましょう。
女性用のきものには確かに身八ツ口があります。
では男性用きものはというと、
このように身八ツ口がありません。男性用の着物には穴があいておらず、袖つけの下の部分は人形といいます。
そして男性用のきものはおはしょりがなく、身長にあわせて作られているのだそうです。
サイズが大きけりゃ男性用という訳ではなさそうです・・・。
また、衿にも違いがあります。
女性用のきものはバチ衿や広衿が用いられ、男性用のきものには棒衿が用いられます。
そして男女とも右側の衿が下で、左側の衿が上にくるようにします。(これは知ってた)
男女のきものでいろいろと違いがあるんですね。ちなみに羽織には男女とも身八ツ口も人形もないのだそうです。 →ごめんなさい 身八ツ口はありました(-.-)
まだまだ奥深く、知らない事が多い呉服の世界。
今後もふと感じたきもののアレ??と思う事をちょこちょこっとご紹介していきます。
※「着物」と感じで書くよりは「きもの」とひらがなで書いた方がツウな雰囲気が出るようです。