きものと汗について!
皆様
こんにちは
パールトーンWEB担当の津田と申します。
世界中コロナで大変ですが、そんな中でも季節は周り、京都でもムシムシ、ジメジメとする時期になってきました。汗ばんだりする日も増えてきたこともありますので、今回は表題のようにきものと汗について載せてみたいと思います。
きもののお手入の中で、汗の残留は気になりますよね。
汗には塩分やタンパク質、酸やアルカリが多く含まれているので、生地に付着して時間がたつとキワができてしまい、変色してしまうと色を抜かないと直せなくなるケースもございます。
↓汗や皮脂の残留が時間が経ち変色してしまうケース!
この襦袢の場合、素材自体が変色していることから「汚れ落とし」では直せなく、漂白等の色を抜く作業などが必要となります。
ここまでいってなくても一般的にはクリーニングに出されるケースが多いと思われるのですが、汗に関してはそれだけでは万全ではありません。
といいますのもドライクリーニングの場合、石油系揮発洗いが多いので、水性の汗に関しては完全ではないケースもあるかもしれません。
難しいのは汚れとは異なり、汗は目で見て明確にわかるものではないので、どこまでいっても完全なものとは言いにくいと思います。
例えば・・・
暑い日に連日着用され、通常光でも若干変色が見える長襦袢ですがブラックライトで見ると次のようになります。
結構 広範囲に飛び散っておりますね。
時期柄、鼻水が付いたところを特殊ライトで調べたコロナの検証画像のようにも見えますが、汗も同じようにいたるところに付いているものですね。
パールトーン加工済みのものと未処理のものでも違いが出てきたりします。
パールトーン加工済みのお着物の場合、水でのお手入れが可能となりますので、霧吹きの対応でも縮みやウォータースポットの心配も軽減されます。未処理のお着物と比べて繊維の深部にまで汗の成分が行きにくいので、汗を除去しやすくなっております。パールトーン加工は表面に汚れが付着しにくいだけでなく、汗の汚れも落としやすいのです。
この先 汗をかく季節のお着物にもパールトーン加工 オススメです!