雨の日の泥ハネについて
皆様 こんにちは
9月になりましてもここのところずっと天候が思わしくない状態が続いておりますね。
台風もあり、被災された方々にはお見舞い申し上げます。
さて、表題のように雨の日でも着物を着用されたあと、さてどうしようというケースもあるかもしれません。
★着用の際のポイント!
着用の際、きものが濡れちゃうとパニックになってしまいがちです。良くあるのがタオル等でゴシゴシと摩擦を加えながら拭いてしまうというケースですが着物にとって湿潤状態での摩擦は生地にダメージを与えがちなのでご注意くださいね。
乾いてから見た時に摩擦が加わった部分は生地が毛羽立ってしまい、白けたような感じになってしまいます。
★おうちに帰られて、着物を脱がれたら
・まず衣紋掛に掛けて陰干ししましょう!
・泥ハネのチェックをしてみましょう!
後身頃下部分を中心にチェックして下さい!
泥ハネと言っても付着する可能性があるものは多種多様です。泥からアスファルトの汚れ、車のオイル等も可能性があります。
ただ、着物にとって良く無いものであることは間違い無いですので良くご確認下さい。
女性の場合、内股で歩かれるケースが多いので、後身の裾部分から膝裏、お尻にかけて付着しているケースが多いです。
また、泥ハネではないですが、突然の雨 というのも注意が必要です。突然の雨というのは降り続いている雨よりも想像以上に汚れているものです。
雨の場合は肩部分を中心に雨ジミとなってしまうケースも多くあり、特にちりめん等は縮んだり、濡れて乾いたら生地の肌触りが変わってしまうケースもあるので、こちらも併せてチェックして下さい。
もし、チェックして問題がございましたら、呉服取扱店様へのご依頼をお勧め致します。というのも、水ジミは超音波シミ抜き機やコテを併用したお直しとなることからなかなか素人では難しいからです。
ただ上記のケースにおいてパールトーン加工していれば大丈夫であったり、ダメージも軽減できるケースが多いです。
裾まわりの汚れについても、水ははじきますし、汚れも生地の深部までは浸透しづらいので陰干し後、軽く水ですすぐ事でお手入れできてしまうメリットもございます。
突然の雨にもそもそも、はじいてしまうので、パールトーン加工している着物、していない着物 その差は歴然です。
パールトーン加工は雨対策に非常に効果的ですので、是非この機会にご検討ください。仕立てたままの状態でも加工できますよ!
パールトーン加工のご依頼については
このステッカーのある呉服専門店さま もしくはHP掲載のパールトーン加工取次店までお願いいたします! https://www.pearltone.com/factory/factory.cgi
※類似加工にはご注意くださいね(^^)