おしらせ

2018/06/20

カビの種類と特性② カビの進行状態について

皆様こんにちは カビシリーズ第二回となります。
今回はカビの進行状況毎の特徴となります。
カビによる色抜けって直らないんですよね・・・

一枚でもカビの発生が確認された場合、通常のご家庭よりこまめに風通しすることが必要です。一度もカビが発生したことのないお宅様なら年に一度程度でも大丈夫ですが、カビが出やすいお宅は一か月でもカビが発生してしまいますので、最低でも年に二回程度の風通しが必要です。

第一期症状(初期段階)
第一期症状は白い斑点となって現れます。色の濃いものなら白カビも見えますが、地色の薄いものの白カビを発見するのは大変困難です。従って留袖や喪服 及び色の濃いものにカビを発見しましたら、他の白っぽい着物にもカビが発生している可能性があります。早期に点検確認が必要です。

第二症状
第二症状は、カビが出はじめてから3年~5年位経過したもので、カビのにおいが発生し、白カビが黄色に変色しはじめます。
お手入れの方法としては着物を全部解いて洗張りが必要となります。
洗張りの出来ない様々な加工がされていたり、また、洗張りに耐えられない訪問着や中振袖・留袖や紋付等は解いた上で生き洗い(ドライ)しみ抜きで対応します。しみ抜きの際、濡らす事の出来ない部分を避け、その他の部分はできるだけ広範囲に水洗いをすることが必要となります。

第三症状
第三症状は、カビが出はじめてから10年以上経過したもので、カビのにおいは消えますが、黄色味から茶色く変色しています。留袖の黒色(地色)は茶色の斑点となってしまいます。
この変色の除去には硬貨程度の範囲に区切り、5回から10回以上の漂白作業が必要となりますので全体一面に出現したカビの漂白はしみ抜き作業では困難です。

第四期症状
第四期症状ともなると、カビが出はじめてから20年以上経過したもので、茶色の変色からこげ茶色に変色します。こうなると布地の風化が始まり、漂白作業や染め替え作業も困難となってしまいます。

※放置しておくと表地まで変色しはじめることもあります。
※第二期~第四期症状まで形而変化を起こすと、クリーニング・洗張りでカビ変色した部分だけ色抜けした状態になることも多く、染色補正や染め替えが必要になります。


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